カワイNO500修理14

鍵盤の貼り替えが終わったので、鍵盤のテコ運動の支点となるバランスピンを交換します。
かなり腐食しているので、磨いても改善されるかどうか、また手間暇を考えると交換する方が得策です。

↑大分ザラつきがあります




白いパンチングクロスも黒く汚れが目立ちピンの腐食も目立ちます。
虫食いなのかクロスの一部分も欠損していました。
↑クロスが欠けて切れています




高音部から大きなネジザウルスでしっかり掴んで引き抜きます。
場所によってなかなか固い所もあり、手が痛くなりますが、休み休み88本を抜き取りました。赤いペンチのゴムグリップも抜けました笑
↑しっかり掴んで廻しつつ抜きます



↑2/3抜き終わり休憩



鍵盤の深さを調整する紙、丸いパンチングペーパーも本来は真っ白だったはずですが、経年劣化によりすっかり黄ばんでいました。
↑ペーパーは全て新しく交換します



フロントピンはオリジナルを使えそうでしたので、キーピンクリーナーなるものを買ったので使ってみました。
白く乾いてから拭きあげると、ピカピカになりました。
なかなか優秀な液体です。成分は何なのか?気になります。。
↑手前左二つは磨き後、右はクリーナー塗布後



茶色く錆つきが残っているものは再度クリーナーを塗布し直し、綿棒でこすり綺麗になりました。
↑茶色くピンに汚れが残っています
↑綿棒で擦ります
↑綺麗になりました
↑ピンが光ると気持ちが良いものです



アクションも掃除をして汚れを落とすと、大分綺麗になりました。
あとはピンを打ち込んで、ペーパー類をセットしていきます。
↑綺麗になったアクション

札幌の一級ピアノ調律事務所ebony and ivory

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